お寺から門信徒の皆様へ

~コロナ禍の夏に~

釋由真

 門信徒のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。6月23日、「あじさい忌」の日に読経し、ほとんど何もできないまま半分過ぎてしまった今年のことを思っていました。いつもなら婦人会のみなさんと一緒だったのに………と。
 今年度は、毎年お配りする「年間行事予定表」を作成することができませんでした。ご葬儀とご法事は勤めてまいりましたが、お寺の行事のほとんどは中止となり、静かな日々が続きました。
 4月からは婦人会が1年ぶりに再開され、マスク着用、飲食なし、で3回ほど開催されました。みなさんとともにお勤めをし、仏さまを思うことは嬉しいものです。壮年会も様子を見ながら集まっています。コーラスの練習は休むことなく続いています。編物教室は8月末までお休みです。
 お寺に来られる方は高齢者が多いので、ワクチン接種をすまされた方が増えてきています。私も2回、終了しました。オリンピックがどうなるのか不安ではありますが、そろそろ秋以降の計画を建てなければなりません。
 私の願いとしては、10月第4日曜日の報恩講だけは、どうしてもお勤めしたいのです。可能であれば12月の成道会法要とバザーも開きたい、と考えています。
 その場合、門信徒のみなさまには必ず連絡させていただきますので、ご参加くださいますよう、お願いいたします。
 コロナ禍、今まで当たり前だったことが次々できなくなる日々を過ごしました。職種によってはずいぶんとご苦労された方々がいらっしゃいます。ただ、最近自分の身辺が忙しくなってきているのは、コロナ後に向かっているからなのではないか、そんな思いもあります。引きこもっていたので、元通りの生活ができるかどうか、少し不安です。
 お寺は境内をきれいに保つよう心がけながら、いつでもみなさまにお参りいただけるよう、お待ちしています。梅雨が明ければ暑さが厳しくなるとのこと。お身体を大切に日々をお過ごしくださいませ。

合掌