今日の法話更新しました~「身近な方の死をご縁として」
2020年5月14日 | お知らせ
釈由真
新型コロナウィルスの影響で自粛生活を余儀なくされ、家でじいっとしていることが多いまま、今年の春は過ぎてゆきます。みなさまお変わりないでしょうか。お寺でも、ご法事は延期や中止、ご葬儀は少人数でと静かな日々が続いています。
ホームページができたので、毎月法話をお届けしようと思いながら、いつもとは違う春を忙しく過ごしていました。3月1日にお勤めできなかった永代経を、来週の21日に極少人数でお勤めいたします。社会の状況を見極めなければいけない立場の住職は、茨城県で緊急事態宣言が解除されたことで法要がしやすくなったと胸をなでおろしています。
3月の永代経では私が法話を担当することになっていました。今年は、私にとって身近な方が次々と亡くなり、常日頃「無常」ということをみなさまにお伝えしているこの私が、寂しさのあまりじっと立ち尽くすような時間を過ごしたのでした。一緒にご飯を食べ、笑い、社会の不条理に怒り、仏さまを拝み、「傍にいることが当たり前」の方々でした。
「ありがたい」を漢字で書くと「有難い」有ることが難しい、深い意味があります。それは、「当たり前」の反対であり、今ここにいのちあることの素晴らしさを気づかせていただける言葉です。どうしても漫然と生きてしまう凡人である私です。身近な人の死という悲しみが、私を尊い真実に導いてくださいました。
みなさまがお元気に日々をお過ごしくださいますよう、心より念じております。
合掌
5月14日
「奇 跡」 前田健雄
奇跡とは、常識を超えた何かが起こること?
それとも、自分の願いが叶うこと?
私が生まれてきたこと。
あなたが生まれてきたこと。
そして、私たちが出会えたこと。
奇跡はもう起きていたんだね。
今、この瞬間も奇跡だったんだね。
「あなたに届けたい話3」より
2020年5月14日 | 今日の法話
門信徒のみなさま、お変わりないでしょうか。新型コロナウィルスにつきましては、永代経延 期を決めた二月末よりも状況が悪くなっています。当山でも、花祭りと宗祖降誕会の中止を決 めました。六月二十三日のあじさい忌も中止とさせていただきます。
ただ、春の大切な法要である永代経につきましては、親鸞聖人のお生まれになった日、五月二 十一日(木)午前十一時、門信徒の代表の方々に来ていただき、勤めることに決めました。( 当日の参拝を強くご希望される方は、特別に配慮させていただきますので、お寺までご連絡く ださい)
しばらくの間は、緊張して生活しなければなりません。どうぞご自愛くださいますよう心より 念じております。
合掌
新型コロナウィルス感染拡大の状況を鑑み、仏教壮年会、仏教婦人会の定例会、合唱団の練習、および4月の行事はすべて中止といたします。